2017-11-02_Argus

セキュアなモビリティこそインテリジェントモビリティ。イスラエルのアルグス社がコンチネンタルの子会社エレクトロビットの傘下に

© Continental AG

コンチネンタル、イスラエルのアルグス社を買収、サイバーセキュリティ事業を強化

  • セキュアなモビリティこそインテリジェントモビリティ
  • イスラエルのアルグス社がコンチネンタルの子会社エレクトロビットの傘下に
  • エレクトロビットとアルグスは、世界中の顧客にマルチレイヤーのエンド・ツー・エンド車両サイバーセキュリティソリューションとサービス、ならびに安全な無線ソフトウェアアップデートを提供

 

テクノロジー企業であるコンチネンタルは、車両サイバーセキュリティ分野の拡大と強化のため、同分野で世界有数の企業であるアルグス・サイバー・セキュリティーを買収します。

車両のコネクティビティ機能が高まり、ソフトウェアはインテリジェントで効率的、かつ自動化されたモビリティの最も重要な要素技術と考えられています。2020年までには、コンピューターを搭載した数億台の車両が世界中の道路を走り、Internet of Everythingの一部となります。一方、コネクテッドカーの開発には、人間の生命と財産を脅かすサイバー攻撃の標的になりやすい側面があります。それに対抗し、世界中の自動車メーカーやサプライヤーは、車両がサイバー攻撃にさらされるリスクを最小限に抑えるため、戦略と対策を検討しています。

「セキュアなモビリティこそがインテリジェントモビリティです。アルグス社の買収により、コンチネンタルは、世界屈指の車両サイバーセキュリティの専門家とともに、ソリューションとサービスを開発し、世界中のお客様へ提供します。これにより、さらにインテリジェントかつ安全性の高いもモビリティを実現します」と、コンチネンタルの取締役会メンバーであり、同社インテリア部門の責任者であるヘルムート・マッチ(Helmut Matschi)は話しています。

SOCを通じて、車両のライフスパン全体でセキュリティ状態をモニタリング・管理する © Continental AG

マルチレイヤーのエンド・ツー・エンド車両サイバーセキュリティソリューションとサービス

アルグス社は2013年にサイバーセキュリティの専門家によってイスラエルで設立されました。本社をテルアビブに置き、70名以上の社員を擁しています。取得済みおよび申請中の特許38件を持ち、業界最高レベルの市場ニーズの高い汎用ソリューションスイートを扱っています。

サイバーセキュリティソリューションの需要は急激に増加しています。こうした状況へ自動車メーカーが迅速に対応できるように、アルグスでは業界屈指の企業と強固な協業関係を構築し、世界中の自動車メーカーやサプライヤーへのプロジェクト提供を成功させています。アルグスは、日本、ドイツ、北米(デトロイトと西海岸)にも支社を展開しています。

コンチネンタルとアルグスは、侵入検知と予防、アタックサーフェス保護、セキュリティオペレーションセンター(SOC)によるフリートサイバーセキュリティ状態モニタリングと管理をはじめ、マルチレイヤーのエンド・ツー・エンド車両サイバーセキュリティソリューションおよびサービスを共同で提供し、車両のライフスパン全体でセキュリティを確保します。また、無線ソフトウェアアップデートも提供します。アルグスのテクノロジーは、自動車メーカーとそのサプライヤー、独立第三者機関によってテストされており、競合他社を上回るパフォーマンスが繰り返し実証されています。

「アルグスの設立理念は、道路を走るすべての車両をサイバー攻撃の脅威から守ることです。そのために、当社では業界でもっとも包括的なサイバーセキュリティソリューションを開発しており、アルグスのリーダーシップは世界的に高く評価されています。このたび、コンチネンタルとエレクトロビットと手を組むことで、当社の設立理念がさらに実現に近づくことになるでしょう」とアルグスのCEOで共同設立者でもあるオフェル・ベンヌーン(Ofer Ben-Noon)は述べています。「車両サイバーセキュリティの法規が世界中で整備されつつあり、路上を走るコネクテッドカーの台数もすでに百万台を突破する状況を考えると、エレクトロビットの傘下に加わるのはこのタイミングが最適であると判断しました。このコラボレーションにより、開発期間を短縮し、自動車メーカーが自社の車両をサイバー攻撃から保護しやすくなるように取り組みます」とベンヌーンは付け加えます。

コンチネンタルのソフトウェア会社エレクトロビットでセキュリティを強化

アルグスは、コンチネンタルのソフトウェア会社であるエレクトロビットの一部となりますが、今後も世界中の自動車サプライヤーとの取引関係は継続します。コンチネンタルが誇る幅広い自動車産業のノウハウ、アルグスが持つ車両サイバーセキュリティ分野におけるテクノロジー、市場ニーズの高いソリューション、専門知識、そしてエレクトロビットの車両ソフトウェアに関する知識が組み合わさり、自動車業界でもユニークなコラボレーションが誕生します。

「エレクトロビットは、ソフトウェア制御型車両の分野で、固有の課題に直面するなか、新たな協業関係を発展させるため、先を見越したアプローチを選択しています。エレクトロビットとアルグスは、2016年からサイバーセキュリティと無線ソフトウェアアップデートの開発で協力関係を築いてきました。アルグスを傘下に加えることで、エレクトロビットのソフトウェア開発をさらに推し進めることが可能になります」と話すのは、エレクトロビットのオートモーティブ事業部門代表取締役社長 アレクサンダー・コッハー(Alexander Kocher)です。

コッハーはこう続けます。「エレクトロビットでは、自動車メーカーやサプライヤーをはじめ、自動車産業向けに自動運転、コネクティビティ開発用のセキュアなソリューションを提供しています。これにより、より安全かつ効率的で、スマートな車両を開発できるようになります」

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